84才の母が介護サービスを受けることになった時のことです。
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こんな母にケアマネさんが提案してくれたサービスは
- 週2回、ヘルパーさんに夕食を作りに来てもらう(40分)
- デイサービスへ週2回行く
この二つです。
1 週2回の家事援助
作る料理と食材を決めてヘルパーさんに作ってもらいます。40分という決められた時間があるので、なかなかむつかしいです。
①すべておまかせで、食材だけ準備しておく
②メニューを決めて食材を準備しておく
このどちらでもよいのですが、母は二つめの方法をしていました。認知症ではなかったので、ヘルパーさんに気をつかっていたようです。よく私に電話をかけてきて何を作ってもらったらいいか聞いていました。
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さらに、時間が短いからということで下ごしらえを済ませておいていました。ヘルパーさんはそれを料理して盛り付けるというわけです。
介護の理念は、自分でできることはする。できない部分を手伝うという感じです。なので、間違いではないのですが、母はこのメニューを考えて下ごしえらをしておくということがとてつもなく大変な作業に思えていたようです。ヘルパーさんにきてもらった翌日は一日寝ていたいくらいだとか。
2 デイサービスへ週2回行く
これが、母には一番必要だったように思いますが、一番実行できなかったようです。
『デイサービスに行ったらしんどくても横になれない。』
もちろん、横になっていてもかまわないのですが、横になっていたら回りの人に気を使わせるから。だから行かない。
こう考えていたようです。
なんだか、学校嫌いの子供の言い訳のようですが、母にとっては知らない人の輪の中に入ることが大仕事だったようです。一回か二回は行ったでしょうか。でもそれが軌道にのることはありませんでした。
ヒトは、刺激のあることや負担に思うことをこなしていくことで、気力・体力を維持しているようなところがあると思いませんか?
何もしなくてもいい。
好きなことだけしていればいい。
好きな時に寝ていればいい。
ものすごく良い生活のように思いますが、これって認知症になりやすくなるのでは?とつい考えてしまいます。
辛いばかりの生活では、困りますがある程度の良いこと悪いこと取り混ぜての生活が私たちにとっては、大事なのかもしれませんね。