あさろぐ

管理栄養士田中あさぎのブログです。50代になり、ただいまダイエット進行中!

物忘れ外来その2

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先日は、母の認知症の診察に付き添いました。その時のことを記事にしておこうと思います。

母は老人介護施設でお世話になっています。病院受診も施設の看護師さんがつきそって連れていってくださるので、大助かりです。

 最初に受診した時のことはコチラの記事

asaginodiary.hatenablog.com

この日は姉と一緒に診察を受けてきました。いくつか、こちらから質問もさせていただきました。

 

〇お金の問題

『お金を持っていないことが不安。自由に使えるお金がない。

あんなに苦労してお金をためたのに、少しも使えない。』

 

お金がなくなってもいいから渡しておいてもいいのですが、逆にお金を取られないかと不安になるようです。

部屋に帰ろうとする。腹巻きのようなものに入れておいたらいいと本人は思っていても、風呂やトイレ介助時に不便となる。

 

医師からの返答は、

 

 『お金は渡さないほうがいいでしょう。

お金がない不安とお金を取られる恐怖では、お金がない不安の方がよい。

常に思っているわけではなく、すぐに忘れていることも多い。

買い物に一緒に行く時に、母の財布を用意してお金を使ってもらうのも良い方法。

 

 

〇何もせずに部屋に1人でいる

 

たまに面会にいっても、いつも部屋で1人でぼーっとしている。自分から何かを始めるのはハードルが高いが、施設主導で何かレクをしてもらうのはどうでしょう。

 

施設の看護師さんより

『施設の特徴として、常にレクをしているわけではない。又状態が同じ人ばかりではないので、難しい部分もある。』

 

〇今いる場所が昔の家と間違えている。

生まれ育った土地のことを、自分の家と間違えている。訂正した方がいいのか?

 

医師の答は

『自分の知っていることを集めて、つじつまがあうように話をつなげようとする。

特に間違っていると訂正する必要はないです。』

 

お金の問題に関しては、今まで自分で家計管理してきた人なので、特に不安が強いのでしょうと言われました。

そう聞くと、なんだか納得ですね。

母は母で自分でなんとかしようとしているからこそ、お金が手元にないことが不安なのかと合点がいきました。

それでも、お金を使うのは家族が行って買い物に行った時くらいです。でも母にはそこのところがうまくつながらないのかもしれません。

 

姉も色々母に言われてしんどくなっている様子でした。

みんながハッピーになれる方法があるといいのになと思います。