あさろぐ

管理栄養士田中あさぎのブログです。50代になり、ただいまダイエット進行中!

あなたの毎日にカリウムは足りている?知っておきたい大事な理由

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ネットで食事の写真をアップする方がふえてきました。
そんな写真を見せてもらって、最近気になることがあります。野菜がないんです。
あってもほんの少し。
これって、最近の風潮でしょうか?

「野菜なんか、中身がないから食べなくていいんだ」そんな意見を聞きました。
私は、それにはどうしても賛成できません。
野菜ばかり食べる必要はありませんが、どうして野菜が必要か知っていますか?

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野菜と聞くと、何を思いうかべますか?
ビタミン・食物繊維でしょうか。
もちろんビタミンも食物繊維も体にとって大事なものですが、もう一つ野菜に多いミネラルと呼ばれる栄養素がとっても大事なんです。
(ミネラルとは、カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・燐(りん)・硫黄・鉄などをいいます)

普段は、それほど注目される栄養素ではありません。では、なぜ大事なのでしょうか?

 

どうして、カリウムが大事なの?

カリウムの4つの大事な働き

  • 細胞を元気に保つ
  • 水分のバランスを保つ
  • 余分な塩分(ナトリウム)を体の外へ出す
  • 筋肉や神経のバランスを保つ

食事をして、血糖があがるということは、血管中のが増えるということです。
この増えた糖を細胞にとりこまないと体はエネルギーとして使えません。
細胞の中に入った糖は、解糖系と呼ばれる場所で使われて、エネルギーにかえられていきます。
この解糖系を回すためには、ビタミンB1が必要です。
そして、細胞に入った糖が血管に戻ってこないようにするためには、細胞内の環境を整えることが大事です。カリウムが一定量あることで細胞が瑞々しく元気になって、うまく代謝が働くようになります。

また、カリウムは体の中の水分のバランスを保つ働きや、体に含まれている余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出す働きがあります。
体の筋肉や神経のバランスにも一役かっています。

では、カリウムだけを見ればいいのかというと、そうではなくナトリウムとのバランスが大きくかかわってきます。

こんな大事なカリウムですが、どんな時に不足するのでしょうか。

 

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カリウム不足の原因は?

  • 汗をたくさんかく
  • 下痢が続く
  • カリウム摂取量が不足(野菜・果物が不足)
  • ナトリウムが増えた(塩分の取り過ぎ)

普通に食事をしていれば、多少野菜が不足しても、それほどカリウムが不足するということはありません。しかし、極端なダイエットによる野菜不足は、カリウム不足を招くことも考えられます。

 

カリウムを多く含む食品

  1. 野菜
  2. 芋類
  3. 海草 

この3種類が代表選手です。普通に毎日野菜を食べていればそれほど気にすることはありません。ダイエットや外食が続いたりする場合は、ちょっと気にしてみてください。

オススメは、じゃが芋とワカメのお味噌汁や、鍋にいれる出し昆布。

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カリウムが不足すると

  • 慢性疲労(細胞内の解糖系が回らなくなるので、エネルギー産生ができなくなる。)
  • 筋肉の弱体化
  • つり(こむらがえり)
  • 便秘(直腸の筋力低下)
  • 月経困難
  • 頭痛
  • 視力低下

今から30年前は、野菜は一日300g摂りましょうと言われていました。
今では、一日350gが目標値です。

毎食野菜を食べることを意識していれば、一日300gはそれほど難しくはありません。
野菜は、必要ないと思っている。
生野菜ばかり食べている。
こんなことに思いあたる場合は、要注意ですよ。

あなたのカリウム量はたりていますか?

 

★注意★
体にとって大事なカリウムですが、腎臓病の場合は制限が必要な場合があります。かかりつけの医師や管理栄養士に相談するようにしましょう。

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