あさろぐ

管理栄養士田中あさぎのブログです。50代になり、ただいまダイエット進行中!

高齢者は何もしなくていいのが不満

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昨日は、86才になる母の施設に行ってきました。

毎月2回、日にちを決めていくようにしています。特に容態が悪くて入院しているというものでもないので、ちょっと顔を見ておしゃべりをして帰ってくるという感じです。

 

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私の目からみると、とっても良い環境に見えます。しかし母の目には又違うように映っているようです。

 

 介護付有料老人ホームにいる母

 

母がお世話になっている施設は、規模が小さいので、それほどにぎやかという訳ではありません。

母と同じくらいの年齢かそれ以上の方もいるので、みなさん静か~なんです。

 

デイサービスを知っている方なら、ついにぎやかなレクリエーションをしている様子を想像してしまいますが、あれは母達より元気な方です。

だって、家で自力で生活できるパワーがあるということですから。

もちろん、母も生活しようと思えば可能なのかもしれませんが、日中は1人になることを考えると、ヘルパーさんに家事援助をお願いしても不安が残ります。毎日きてもらえるわけでもありません。

家には夜にならないと、家族は帰ってきません。ちょっとつまづいて倒れても、夜までそのままという状況が容易に想像できます。

そんな状況なので、本人も施設でいいと決めたのですが、実際に施設でくらし始めると、色々と不満も出てくるようです。

 

老人が施設に抱く不満

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はたから見ると、とっても良いと思えるのですが、本人は色々と不満も口にします。

  • 好きな時に歩けない
  • 部屋から出てウロウロすると怒られる
  • 買い物に行くこともできない
  • 自分でお茶を入れて飲めない
  • 好きな物を食べることができない

もちろん、これは母の足が弱っているからということもあります。

足の弱った老人がウロウロすると、施設の職員から見れば危なくて仕方ありませんね。

部屋には、ベッドとトイレ・洗面と整理タンス・テレビがあります。

食事は、食堂でいただくシステムです。なので部屋でミニキッチンのような物はありません。

母にすると、私が来た時にコーヒーやお茶を入れて出迎えてあげたいのに何もできないということが不満に思うようです。

ただ、お湯を沸かしてお茶を入れて飲むということをするためには、お湯がわくポットや急須・茶葉・コップと言った道具がいります。

それくらは、電気ポットと用具を準備すれば可能なのですが、ポットでやけどをするかもしれません。そうなると、部屋では火気厳禁となってしまうわけです。

 

私が面会に行った時には、コンビニでお茶とスイーツを買っていきます。

だから、甘いものが食べられないという不満でなく、自分が飲みたい時に飲めないという自由のなさがイヤなのかなと思います。

 

足が弱っているので、自分で散歩にいきたいと思っても、1人では危なくて行くことができません。でも、家族が面会に行った時に一緒に散歩に行くことはできます。

 

そういった、制限付でないと生活できないという母の身体状況があるのですが、母の意識としては、アレもダメコレもダメと規正されているようで、小さな刑務所にいるようだと言うこともあります。

 

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好きなことをしていいよと言われても

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部屋の中では、自分の好きなことをしてもOKです。

でも、私が面会に行くときには、部屋で寝ていることが多いです。テレビもみません。

やりたいことがあれば、やってみたらと勧めるのですが、新たなことをする意欲が減っているのが高齢になっている証拠なのかもしれません。

 

今50才台の私が母の施設に入るなら、これほど良いところはないと思えます。

  • ごはんの心配がない
  • 自分でごはんを考えて作らなくてもよい
  • お風呂の準備もしてくれる
  • 洗濯もしてくれる
  • 部屋で好きなことをしていてもよい
  • そうじもしなくていい
  • お金の心配もない

でも、これは今私が50才台だからこその思考なのかなと思います。

『生活をする+やりたいことをする』、この2本立てで毎日は動いています。生活の部分の心配がなければ、好きなことができます。

でも母の場合は、好きなこと=生活をすることになっていくのかもしれません。

 

母は、まだまだ頭はしっかりとしているようで、カゴの鳥みたいだといいます。若い時に楽をさせてもらったから、今罰を受けているのだろうと。

 

子としての私の目から見ると、こんないい施設に入ることができて、好きなことをしてもいい環境にいることは恵まれていると思うのですが、本人は、今の状況には不満がある。でも家で1人でいる不便さは考えないということのようです。

 

これからを考える

母も、施設に入ったすぐは、人間関係で色々不満が多く出ていました。でも不満があるということは、生きる活力になるということも知りました。

同じ入所者さんの文句を言ったり、職員さんの文句を言っている時の法がイキイキしていたかもしれません。

ありがたいことに、今は入所者さんとも良い関係で、職員さんも親切だといいます。でもその反面母の意識や意欲は低下していくように思えます。

 

家で1人で暮らすお年寄りがこれからは、減ってくるかもしれません。

でも、やっぱり自分の力で生活を切り盛りするということは、生きるため力でもあるのかと感じます。

そのためには、自分の足で歩くことのできる健康が一番大事な土台だと実感です。

 

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