料理の盛り付けをすませ、並べる時に、迷うことってありますか?
「ごはんって、右?それとも左だっけ?」
「ご飯の右は汁物?メイン>」
今日、仕事場の新人さんから聞かれました。
一汁三菜を基本に、ここは場所の意味も思い出してみませんか?
覚えておきたい食事の決まり事
日本料理の場合、食器の並べる位置が決まっています。
もちろん、会席料理などのようなお高い料理だけじゃありませんよ。家で作るごはんも、品数が多い場合には、ぜひ実践したいものです。
基本の並べ方
- ごはんは向かって左
- 汁物は向かって右
- お箸は、向かって一番手前に持つ方を右にして置く。
- メインの料理は汁物寄りの上
- 副菜は左上
- もう一つ副菜があればご飯と汁物・主菜の間
実際に盛り付けてみました。
こうして、写真で見ると、「そうそう、一緒~」と思われた方も多いですよね。いつのまにか、実行していたというところですね。
でも、最近ではワンプレートメニューなども増えて、品数自体は少なくなっている傾向もあります。
又、地域によっては汁物はごはんの奥という場合もあるようです。
品数が少ないことが悪いわけではありませんよ。
ただし、昔から言われてきたこの食器の並べ方にも健康への意味がこめられているって知っていますか?
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食器の並べ方に込められた健康への意味
食器の並べ方にも健康につながっています。
「一番手前にある汁物にまず口をつける。」すると唾液の分泌が促されます。
高齢の方など唾液量が少なくなるので特に汁物で口の準備を整えてほしいです。
ご飯・汁物を最初に口にするために手前にあり、目で見て口に入れることで体にこれから食事を始めますよという合図を送っています。
それを受け消化がはじまるという流れです。
実は、私はご飯を真ん中に右にはメイン・左には汁物という並べ方で食べはじめています。ちょっと変形です(^^;)
自分が食べやすいように並べ替えることもOKですが、基本は知っておきたいですね。
食育が特別な勉強に
食育という言葉を耳にするようになってきました。
こういった食器の並べ方は、今までなら親から子へ自然と伝わってきたことですが、それが伝わらないと言う現実があります。
今までの日常のことが非日常になってきたということは、ちょっと悲しい気持ちもありますが、私たち大人が子供へ伝えていきたいことの一つです。
今は食事といっても和食・中華・洋食いろいろ選択肢があります。
それでも、日本人として、最低限知っておいてほしいこと、それが「食事の形」だと思うのです。
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